[韓国]ハンビットソフトとROの奇妙な関係

韓国のオンラインゲームパブリッシャーであるハンビットソフトがキム・ハッキュ氏に投資する理由は3年前の夢を叶えるためかもしれません。

アジア圏で最も成功したMMORPGはラグナロク・オンラインの韓国でのパブリッシングはサニーYNKが手がけていますが、ハンビットソフトという別の大手パブリッシャーがライセンスを手にする可能性があったのです。

2001年にハンビットソフトがパブリッシャー事業へと進出する際に、当時、グラビティが開発中だったラグナロク・オンラインのパブリッシングを検討していたものの、度重なる現場の要請にもかかわらず、上層部はそれを拒絶。
その結果、ラグナロクの韓国でのライセンスはサニーYNKが獲得することになり、ラグナロクはファンシーなMMORPGとして成功を収めることになりました。
一方、ハンビットソフトはPangya(邦題:スカッとゴルフ パンヤ)やWarCraftなどのヒットはあるものの、MMORPGの分野では今ひとつの状態が続いています。

しかし話はそれで終わらずに……

その後、三星電子の資本を受けたグラビティでは、社長でラグナロクの父と呼ばれたキム・ハッキュ氏が退社、しばらく期間をおいた後に、新たにIMGゲームズという会社を立ち上げ、GranadaEspada(当時の名称はRepublica)というMMORPGの製作に取りかかります。
このIMGゲームズのバックについて資本提供を行っているのがハンビットソフトで、キム・ハッキュ氏の能力を信じての投資とのこと。まさに当時の夢をもう一度という感じです。

GranadaEspadaについて、ハンビットソフトは世界規模でディストリビュートする予定で、日本、中国、台湾、タイなどで1000万ドル以上の大規模な輸出契約を見込んでいる模様です。

参照(Gdaily)
http://gdaily.co.kr/interview/view.asp?idx=305&kind=28