[韓国]迷走するdevCATのサーバー運営

一向に収まる気配のないサーバーの不安定さとトラブルに、マンドリンサーバーのユーザーの有志が中心となって、署名活動と共に、韓国の消費者保護院や消費者連盟に提訴する動きにまで発展しています。

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これまでも何度か取り上げている韓国でのdevCATの運営をめぐる騒動は、収まる気配がありません。

先日、韓国でマンドリンサーバーとリュートサーバーのラグ解消にと、新たにウルフとベアサーバーが追加されたばかりですが、今度はその増設作業後に多発したトラブルに加え、運営からの告知が出ないという状態に業を煮やしたユーザーから激しい抗議が起こっています。

これまでもハープサーバーの不安定に対する抗議などがありましたが、今回はマンドリンサーバーのユーザー有志により、単なる抗議のみならず、接続不安定分の補償を求める掲示板で署名活動を始めると共に、NEXONとdevCATを韓国の消費者保護院や消費者連盟へ提訴する動きへまで発展し、かなり大きな抗議活動となっています。
また、動きに韓国消費者連盟がNEXONに確認要請をするなど、かなり大きな動きをみせています。

一方、そうした流れを受けて、devCATもトラブルに対する謝罪と、プレイ時間の補償、そしてサーバーの全面的な入れ替えを公式発表していますが、必ずしも確定された事ではないという点で、更にユーザーの批判を浴びています。


参考:
ゲームメッカの記事
韓国公式のサーバー不安定に対する謝罪公知


普段は余り書かないようにしている個人的な見解を少し……

devCATはスタジオ化して以来、かなり性質が変化してきているのではないかとおもわれます。
マビノギは、ゲームとしての魅力もさることながら、devCATの姿勢にファンが多かったのも事実です。
しかし最近、特に課金後は、対応が後手に廻っていたり、発生したトラブルもあまり表に出ないようににしているのではないかと感じます。
スタジオ昇格後、devCATがマビノギに対する全権を得ると共に、採算に対しても全責任を負うことになった点が、悪い方向へ進んでしまったのかもしれません。
オンラインゲームの寿命を考えると、そう気軽に増強も出来ないサーバーの不具合は仕方がないにしても、少なくとも、公知を早くこまめに出すことで、もう少し不満は減少するのではないでしょうか。

また今回、リュートとマンドリンサーバーを全面的に新しいハードウェアに入れ替えるとのことですが、根本的な解決にはならないのではないでしょうか。
先に同じ問題が起こったハープサーバーでは多少改善の傾向を見せているものの、不具合の大部分がプレイヤー数によるところが多いのならば、やはり新規サーバーに移動させなければ、その場しのぎでしかならなさそうです。

とはいえ、オープンβが始まってから既に半年以上、これまで育ててきたキャラクターや、サーバーで出来た人間関係を放棄してまで移るのにはなかなか思い切らないと出来ません。
マビノギの問題として、サーバーを移転するには、育ててきたキャラクターを削除するか、もしくはキャラクターカードを新たに購入する必要があり、その点もサーバーを移ることに抵抗があるようです。

ゴーレムサーバーの目論見の失敗で、ユーザーはシールブレーカー程度ではサーバー移動しないことは既に判明していることですから、期間限定で新規サーバーでのアイテムドロップ率の上昇や、キャラクターカードの無料進呈など、様々な方策を打ち出していかない限り、抜本的な対策にはならないようにおもわれます。




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